持つべきものは友人と家業に限りますね

 公務員になるために浪人生活を送っていたのですが、親からは怒られて家を追い出され、友人のアパートに居候になって暮らしている有様でした。予備校に通いながらアルバイトをして、友人に迷惑をかけないようにお金を入れていましたが、予備校の学費も出さないといけないので、非常に財布の中身が厳しい時代がありました。



 本当にお金が無くなって、1週間無一文、冷蔵庫には何もないというありさまに陥ったとき、友人が助けてくれたのはありがたかったです。友人は配送業の正社員をしていて、食品の配送をしていたことから、懇意になった業者さんから余った食品をいただくことがあって、私の分までもらってきてくれたのは本当に嬉しかったです。

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 でも、友人は私の実家であるスーパーにも配送に出向いていたようで、状況を知った私の親父が、余ってもいない食品を友人を通じて私にくれたのは、本当にありがたかったです。親の愛情を感じることもできたことは、本当にありがたく思っています。